情報処理2018年1月号解説「新学習指導要領における情報教育の動向」より | プログラミングキッズ

情報処理2018年1月号解説「新学習指導要領における情報教育の動向」より


東北大学大学院情報科学研究科教授の堀田龍也氏がまとめた情報処理2018年1月号解説「新学習指導要領における情報教育の動向」がWEBで無料一般公開されています。
http://www.ipsj.or.jp/magazine/5901kyouiku.html

これを見ると内容は以下のようになっています。

  • 学習指導要領改訂のプロセスの概要
  • 情報教育における専門と一般
  • 現行学習指導要領における情報教育
  • 中央教育審議会での審議
  • 新学習指導要領における情報教育
    • 情報活用能力の位置づけ
    • ICT の基本的な操作
    • 各教科等における記載
    • 中学校技術・家庭技術分野
    • 高等学校共通教科情報
    • 小学校段階のプログラミング教育
  • 情報教育に関する研究への要請

特に最後のまとめとも見受けられる「情報教育に関する研究への要請」には、以下のように綴られており、現段階における新学習指導要領がギリギリのところで議論がなされ、決定されたものであることが垣間見えます。10年後の2030年に定められる学習指導要領を待たずにプログラミング教育については議論され次のステージが定められることを期待します。

クロスカリキュラムによる教科等横断的なカリキュラム構造となっている.そのため,独立教科を持つほかの先進国と比較して,情報活用能力を支える基礎的・基本的な知識・技能が不明瞭になりがちである.初等中等教育における情報教育の体系化についてさらに多くの議論が望まれる.