19 5月

今年度もAIを使ったプログラミング学習に挑戦しました

今回は、プログラミング授業の中でも特に注目度の高いテーマ「AI(人工知能)」に挑戦しました!
最近ではニュースやSNSなどで「AI」という言葉を目にする機会がぐんと増えましたが、実際にそれがどういう仕組みで動いているのか、具体的にイメージできる人はまだ少ないかもしれません。

「AIってなに?」「どうやって使うの?」「本当に自分でも作れるの?」
そんな疑問に答えるべく、今回のエキスパートコースの授業では、AIを“使うだけ”ではなく、実際に自分の手で“プログラムとして動かしてみる”体験をしてもらいました。

今回使用したのは、「Scratch(スクラッチ)」をベースに開発された拡張版サービス「Stretch3」。
Scratchは子どもでも楽しく使えるビジュアルプログラミング言語として有名ですが、「Stretch3」はそこにAI機能が加わっています。
▶ 利用したサイト:
https://stretch3.github.io/

Stretch3では、なんとカメラを使って顔や手の位置、さらには目や指先といった細かなパーツまでリアルタイムで認識することができます。
授業の前半では、まずこの機能を体験し、自分の顔や手がきちんとAIに認識されているかを確認するところからスタートしました。
「顔の位置」に合わせてメガネのイラストを表示させたり、「人差し指の先」に蝶のキャラクターを止まらせたりと、インタラクティブな仕組みを自分たちで作っていきます。

「ちゃんと顔にメガネが乗った!」「指を動かしたら蝶がついてきた!」と、単にプログラムを書くというよりも、自分の身体と画面がリンクしている感覚が得られ、まさに“AIと遊ぶ”ような体験です。

授業の後半では、さらに高度なプログラミングにも挑戦。
AI拡張機能の各ブロックの役割を詳しく学びながら、授業で以前作成したゲームに拡張機能を追加するなど、より難しいプログラムに挑戦しました。
、アイデア次第でどんどん広がる世界に、生徒たちも夢中になって取り組んでいました。

「AIは難しい」から「AIって面白い!」へ
今回の授業は、ただ技術を学ぶだけでなく、AIをもっと身近に、もっと楽しく感じてもらうことを大切にしました。
最初は「AIってなんだか難しそう…」と不安そうだった生徒たちも、実際に自分で動かしてみることで「自分でもできる!」「もっとやってみたい!」という前向きな気持ちに変わっていったように思います。

これからの時代、AIはますます身近な存在になっていきます。
だからこそ、「使いこなす側」ではなく「創り出す側」としての視点を今のうちから育てていくことが大切です。
今回のプログラム体験が、生徒たちにとってその第一歩となっていればうれしいです!